
2012年12月。
僕は中学の同級生と会社を立ち上げた。
彼は代表。僕は裏方。
営業が得意な彼と、どちらかというと管理系が向いていた僕。
自然な流れだったし、僕自身、事務や経理を覚えたいと思っていた。
ただ、今思えば…無謀だった。
経理なんてまったく知らん。
「これが請求書?仕訳って何?」みたいな状態。
でも、それを理由に逃げたくなかった。
当時、実家暮らし。
毎月5万円あれば生活できた。貯金も多少あったし、何より「時間」があった。
リスクを取って挑戦できる年齢だった。
僕が本当にやりたかったのは何だろう?
思い返すと、最初から「自分はできないけど、得意な人を応援したい」って気持ちがあった。
つまり、いわゆる**“エンジェル投資家”気質**やったんやと思う。
当時知った「ミュージックセキュリティーズ」という会社の仕組みにも感銘を受けた。
お金を投じて応援する。応援が形になって返ってくる。
まさに**“投資で広がる夢”**や。
これは今も変わってへん。
儲け話より、「うまく回って、みんながWIN」ってのが理想。
起業当初は無給。
でも、手応えはあった。
iPhone修理の仕事が急に舞い込んできたときも、すぐに動けた。
フットワークの軽さが、運を引き寄せたと思う。
「最初の3ヶ月が命」って、今ならめっちゃ共感できる。
もちろん順風満帆ではなかった。
このあと、方向性の違いで別れることになるんやけど——
それは、また次回に。
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